「デヒドロエピアンドロステロン」が “マザーホルモン”と呼ばれるワケ

「男性ホルモンの多くを占めているのがテストステロンなら、それさえ気をつけていればいいんじゃないの?」と、思われる方もいるでしょう。確かに、男性のアンチェイジングについて書かれた本の多くは、テストステロンのことがほとんどで、DHEAについて語られることは少ない傾向にあります。

しかし、私は、男性ホルモンを高めて若さを保つためには、テストステロンだけではなく、必ずDHEAのことも併せて考えるべきだと思っています。その、大きな理由のひとつは、テストステロンは、そもそもDHEAから作られるからです。

男性ホルモンには、テストステロン、DHEAのほか、アンドロステネジオンや、ジヒドロテストステロンなどがありますが、ここで、男注ホルモンができる過程をざつと解説しておきましょう。

私たちのからだの中にある約80ものホルモンのうち、性ホルモンや副腎で作られるホルモンのほとんどはコレステロールから作られます。まず、コレステロールが副腎でビタミンCやビタミンE、銅、マグネシウムの作用を受けて、プレグネノロンという物質になります。そこに、ナイアシン(ビタミンB3)、ピリドキシン、鉄、葉酸が作用することで作られるのが、DHEAです。これに、ビタミンB3とビタミンAが作用してアンドロステネジオンができ、さらに銅、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEが作用することで、テストステロンが作られます。

つまり、DHEAこそが、すべての男性ホルモンのおおもとといえるのです。

実はDHEAは、男性ホルモンだけでなく、女性ホルモンや、血圧を調節するホルモンなどさまざまなホルモンのおおもとでもあるため、”マザーホルモン”と呼ばれることがあります。現在、アンチエィジングというと、テストステロンやエストロゲンといった末梢のホルモンのことばかり叫ばれていますが、その源流であるDHEAについても、もっとしっかり対応していくことが大切なのです。

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